長男が高校に入学してから1ヶ月が経ちました。
落ち着いてきたので、
合格発表から入学式までにかかった費用と、
入学からの1年間でかかる費用をそれぞれ計算してみました。
まずは入学前の費用。
今年度の新入生から、私が住む県の県立高校では入学までに一人一台の情報端末を用意することになったのが大きいです。
特定の機種を斡旋する学校はほとんどなく、指定されたスペック以上のものをそれぞれ購入します。
長男の高校の推奨はノートPCでしたが、タブレット+キーボードでも可とのことで、PCもimac、スマホもiPhoneの我が家はiPad+純正キーボードを選びました。
(→ウィンドウズの練習もした方がいいかも、とsurfaceと最後まで悩みました。)
学校によっては、オフィス(エクセル、ワード等)が入っていることが必須条件だったり、キーボードが不要だったり、必要とされるスペックにはばらつきがあるようです。
長男の学校の場合、オフィスソフトはGoogleのサービスを使用するので、とにかく費用を抑えたいという人はChromebookという手もありました。
タブレットの他、一般の高校では費用の多くを占めるのは制服(7〜10万円くらい?)だと思いますが、長男の高校は私服通学。「制服買わなくて費用が浮く!」、かと思いきや入学式のセットアップや最低限の私服も用意しました。
次に、入学式以後かかる費用。
授業料と修学旅行の積立金が多くを占めています。
私立と最も差があるのは入学金でしょうか。
「高校って無償化されているんじゃないの?」と思われそうですが、無償化には所得制限(世帯単位)があり、我が家は全額負担です。もっと段階的な細かいルールはありますが、ざっくり説明すると、無償化対象世帯の場合、★の部分が後から返金になることを高校無償化と呼ぶようです。
(所得がボーダーライン上にある場合、上限はありますがidecoで住民税の課税額を下げて対象世帯の範囲になる、という手段もあります。)
ちなみに、平成23年に、高校無償化を理由に16歳以上19歳未満の扶養者に対する扶養控除額が65万円から38万円に減額されました。その後、無償化に所得制限がかかったのですが、所得制限の家庭に対する控除額は変わらず、現在無償化非対象世帯は、控除も減額され、学費も全額負担という二重課税状態になっており、その矛盾がまかり通っていることは大きな問題だと思っています。
話が逸れましたが、
我が家の場合、公立高校初年度にかかる費用は合計約48万円でしたー。
あれこれ思うところはありますが、政府の発言を聞く限り(子育て関係の財源が社保なので)、現役世代の負担が軽くなる見込みは薄いです。
でも、仕事は好きなので、今、元気に働けることに感謝して働きます。
長男にはゼヒゼヒ好きなことに思い切り打ち込んで欲しいです。