日々のメモ

日々の暮らし

母の脳梗塞9

隣市に住む70歳の母が脳梗塞で倒れて13日目。

 

リハビリ専用病床への転院を3日後に控える中、母を訪問。

 

動きはゆっくりだが、自分で歩いて面会口までやって来た。

 

でも、透明な自動ドアのすぐ向こうにいるのに、ワタシを認識するまでは時間がかかる。視野が狭いせいなのか、それ以外のせいなのか。

 

本来、メモや記録をマメにとる性分の母だが、

今の所、本人自著欄がある病院関係の書類も家族に代筆が回ってきているので、

本人が文字を書くことができないのかもしれない。

確認するのが怖くて聞けていない。

今日は「使わなくてもいいから。もし気が向いたらね。」と、簡単なノートとペンを渡してみた。

読書も好きだったので、「今はオーディブルといって、耳で聞ける小説もあるんだよ。気になるものがあったらスマホに入れるから言ってね。」

と伝えたけど、「今はゆっくり休んで転院したら何かしてみようかしら。」とのことだった。ついつい何かをしてほしいと思ってしまうのは私のエゴ。

 

視床にダメージがあると、識字だけではなく、今までよりも脳が疲れやすくなるので、集中力や意欲の減退という症状も多いと聞くし、母のリハビリ担当の方からも「集中力がちょっと・・」という様子も実際聞いている。

 

高次脳機能障害は、母のような内的な脳疾患だけではなく、交通事故などの外的要因でも起こるという。見た目にはわからない分、他者からは「怠惰な人」「やる気がない人」と思われてしまうことも多い。

 

私は、リハビリ期間は「治す」のではなかう、母がどんなことがこれまで通りにできて、どの部分が不得手になったのかを理解し、それに対して周囲はどのようなサポートをすればいいのか、確認していく期間だと思っている。